1選択肢を知らない
- こういう状態
- 思いつくのが、いまの職種の近くだけ。求人サイトを開いても、見るのは同じ職種ばかり
- 次の一手
- 先に世の中の職種を眺める。やりたいかどうかは後で決める。知らないものは選べない
公開
「転職したいけれど、何がしたいのか分からない」。 この状態で自己分析を重ねても、たいてい出てきません。やりたいことは、探して見つかるものではないからです。 この記事では、決まらない状態を3つに切り分けて、それぞれの次の一手を整理します。

先に自分のタイプを知りたい方は無料診断(72問・15分)→
「やりたいことを見つけましょう」と言われて、 過去を振り返る。それでも出てこない。 これはあなたの内面が空っぽだからではありません。探し方が、出てこない形になっているだけです。
やりたいことは、やってみた経験の中からしか出てきません。経験していないことは「やりたい」と思いようがないので、記憶を掘っても、いま知っていることしか出てきません。出てこないのは当然です。
もう1つあります。 「やりたいこと」という言葉が大きすぎることです。 天職や使命のようなものを探してしまうので、 思いついた候補が全部小さく見えて却下されます。 実際に必要なのは、そこまで大きなものではありません。
3つの型
決まらない状態は分かれる
5手順
今日からできること
3方向
転職だけが選択肢ではない
「何がしたいか分からない」は、 見た目が同じでも中身が3つに分かれます。原因が違えば、次にやることも違います。まとめて「自己分析が足りない」で片付けると、 2番と3番の人は何も進みません。
1選択肢を知らない
2選ぶ基準が無い
3決めたくない
3番を怠けとして扱わないでください。基準もあり答えも見えているのに動けないのは、決断の重さに対して、引き返せる余地が無いからです。 この場合に必要なのは、決意ではなく試せる形を作ることです。
1番(選択肢を知らない)と2番(基準が無い)は、72問の診断で埋められます。160職種と総当たりで比べた順位が出ます。
無料で診断する→選ぶ基準を「好きなこと」で作ると、たいてい失敗します。好きなことは、仕事の基準としては弱すぎるからです。 好きでも向いていないことはあるし、 毎日8時間やると好きでなくなることもあります。
◯噛み合うかで見る
「根拠をそろえてから決める進め方が、評価される場所か」。これは求人票と面接で確かめられます。噛み合えば、成果が出て、評価が返ってきて、結果的に好きになります。
✕好きかで見る
「この業界が好きか」。好きでも、決め方の順番が合わなければ毎日消耗します。そして好きだったはずのものが、嫌いになります。
決め方の順番
成果の見え方
決められる範囲
| 見るところ | 確かめ方 |
|---|---|
| 決め方の順番 | 材料をそろえてから決めたいか、動きながら決めたいか。ここは本人にはほぼ変えられません。逆の順番を求められる場所は、それだけで消耗します。 |
| 成果の見え方 | 自分がやったことが記録に残る場所か。防いだこと・埋めたことは残りません。見えにくい役回りに長く置かれると、実力より低く見られます。 |
| 決められる範囲 | 任される責任に対して、自分で通せる判断がどれだけあるか。この差が大きいほど、消耗が早くなります。 |
「何がしたいか分からない」まま転職すると、次の場所で同じ状態になります。決まっていないのは行き先であって、いまの場所が原因とは限らないからです。
ジョブタイプ64は、進む方向を3つで見ます。 転職だけを勧めません。
スキルアップ
副業
転職
| 方向 | 向いている状態 | 費用とリスク |
|---|---|---|
| スキルアップ | いまの場所に不満はあるが、決定的ではない。評価のされ方だけを変えたい | いちばん小さい。いまの場所のまま試せる |
| 副業 | 本業を変えずに、別のやり方を試したい。決めずに動きはじめたい | 中くらい。時間は要るが、辞める決断は要らない |
| 転職 | 置かれ方そのものが噛み合っていない。話し合いでは動かない | いちばん大きい。だから最後に検討する |
とくに3番目の型(決めたくない)の人は、 転職から入らないでください。辞める決断と、動きはじめる決断を分けると、 止まっていたものが動きます。
3つの方向のうち、いまのあなたにどれが向いているかも診断で出ます。72問・無料で、登録も要りません。
無料で診断する→順番に意味があります。「やりたいこと」を最後に置いています。先に置くと、そこで止まって進まないからです。
3つの型のどれかを決める(今日・10分)
選択肢を知らない/基準が無い/決めたくない。前の章を読み直して、いちばん近いものを選びます。ここが違うと、以降が全部空振りします。
力が出た場面を3つ書き出す(今日・15分)
成果が出た場面ではなく、周りが困っていて自分は困らなかった場面を探します。苦労しなかった記憶のほうが手がかりになります。
その3つに共通する「進め方」を1文にする(今週)
「材料をそろえてから決める」「先に動いて精度を上げる」など。ここが選ぶ基準になります。
いまの場所で、その進め方が通るか確かめる(今週)
上長に1件だけ、自分の進め方で通してみます。通るなら、問題は場所ではありません。通らないなら、そこが噛み合っていない箇所です。
3つの方向のどれから試すかを決める(今週末)
スキルアップ・副業・転職。上から順に、費用とリスクが小さい順です。ここで初めて「やりたいこと」を考えます。
手順2で何も出てこないときは、探す範囲が狭すぎます。 仕事の中だけで探さず、頼まれごとで何を頼まれることが多いかを思い出してください。 人は、その人が苦労せずにできることを頼みます。
手順2と3は仕事の強みの見つけ方で、12の型から選ぶ形にして詳しく書いています。