転職で何がしたいか分からない|決められない3つの型と進め方

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「転職したいけれど、何がしたいのか分からない」。 この状態で自己分析を重ねても、たいてい出てきません。やりたいことは、探して見つかるものではないからです。 この記事では、決まらない状態を3つに切り分けて、それぞれの次の一手を整理します。

転職で何がしたいか分からない状態を、選択肢・基準・決断の3つに切り分けた図

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01前提

自己分析をしても「やりたいこと」が出てこない理由

「やりたいことを見つけましょう」と言われて、 過去を振り返る。それでも出てこない。 これはあなたの内面が空っぽだからではありません探し方が、出てこない形になっているだけです。

やりたいことは、やってみた経験の中からしか出てきません。経験していないことは「やりたい」と思いようがないので、記憶を掘っても、いま知っていることしか出てきません。出てこないのは当然です。

もう1つあります。 「やりたいこと」という言葉が大きすぎることです。 天職や使命のようなものを探してしまうので、 思いついた候補が全部小さく見えて却下されます。 実際に必要なのは、そこまで大きなものではありません。

3つの型

決まらない状態は分かれる

5手順

今日からできること

3方向

転職だけが選択肢ではない

02切り分け

決まらない状態を3つに切り分ける

「何がしたいか分からない」は、 見た目が同じでも中身が3つに分かれます原因が違えば、次にやることも違います。まとめて「自己分析が足りない」で片付けると、 2番と3番の人は何も進みません。

1選択肢を知らない

こういう状態
思いつくのが、いまの職種の近くだけ。求人サイトを開いても、見るのは同じ職種ばかり
次の一手
先に世の中の職種を眺める。やりたいかどうかは後で決める。知らないものは選べない

2選ぶ基準が無い

こういう状態
選択肢は出せる。どれも良く見えるし、どれも悪く見える。比べる物差しが自分の中に無い
次の一手
自分の力が出る場面を言葉にする。基準は「好きかどうか」ではなく「噛み合うかどうか」で作る

3決めたくない

こういう状態
基準もある。答えも薄々見えている。それでも動かない。失敗したときのことが先に浮かぶ
次の一手
決めずに試せる形を探す。辞める決断と、動きはじめる決断を分ける

3番を怠けとして扱わないでください。基準もあり答えも見えているのに動けないのは、決断の重さに対して、引き返せる余地が無いからです。 この場合に必要なのは、決意ではなく試せる形を作ることです。

1番(選択肢を知らない)と2番(基準が無い)は、72問の診断で埋められます。160職種と総当たりで比べた順位が出ます。

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03基準

基準は「好きか」ではなく「噛み合うか」で作る

選ぶ基準を「好きなこと」で作ると、たいてい失敗します。好きなことは、仕事の基準としては弱すぎるからです。 好きでも向いていないことはあるし、 毎日8時間やると好きでなくなることもあります。

噛み合うかで見る

「根拠をそろえてから決める進め方が、評価される場所か」。これは求人票と面接で確かめられます。噛み合えば、成果が出て、評価が返ってきて、結果的に好きになります。

好きかで見る

「この業界が好きか」。好きでも、決め方の順番が合わなければ毎日消耗します。そして好きだったはずのものが、嫌いになります。

噛み合うかを見る3つの質問

決め方の順番

確かめ方
材料をそろえてから決めたいか、動きながら決めたいか。ここは本人にはほぼ変えられません。逆の順番を求められる場所は、それだけで消耗します。

成果の見え方

確かめ方
自分がやったことが記録に残る場所か。防いだこと・埋めたことは残りません。見えにくい役回りに長く置かれると、実力より低く見られます。

決められる範囲

確かめ方
任される責任に対して、自分で通せる判断がどれだけあるか。この差が大きいほど、消耗が早くなります。
どれも「好き嫌い」ではなく、求人票と面接の質問で確かめられるものです。
04選択肢

転職だけが選択肢ではない

「何がしたいか分からない」まま転職すると、次の場所で同じ状態になります。決まっていないのは行き先であって、いまの場所が原因とは限らないからです。

ジョブタイプ64は、進む方向を3つで見ます。 転職だけを勧めません。

スキルアップ

向いている状態
いまの場所に不満はあるが、決定的ではない。評価のされ方だけを変えたい
費用とリスク
いちばん小さい。いまの場所のまま試せる

副業

向いている状態
本業を変えずに、別のやり方を試したい。決めずに動きはじめたい
費用とリスク
中くらい。時間は要るが、辞める決断は要らない

転職

向いている状態
置かれ方そのものが噛み合っていない。話し合いでは動かない
費用とリスク
いちばん大きい。だから最後に検討する
上から順に試すのが基本です。下へ行くほど引き返しにくくなります。

とくに3番目の型(決めたくない)の人は、 転職から入らないでください。辞める決断と、動きはじめる決断を分けると、 止まっていたものが動きます。

3つの方向のうち、いまのあなたにどれが向いているかも診断で出ます。72問・無料で、登録も要りません。

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05手順

今日からできる5つの手順

順番に意味があります。「やりたいこと」を最後に置いています。先に置くと、そこで止まって進まないからです。

  1. 1

    3つの型のどれかを決める(今日・10分)

    選択肢を知らない/基準が無い/決めたくない。前の章を読み直して、いちばん近いものを選びます。ここが違うと、以降が全部空振りします。

  2. 2

    力が出た場面を3つ書き出す(今日・15分)

    成果が出た場面ではなく、周りが困っていて自分は困らなかった場面を探します。苦労しなかった記憶のほうが手がかりになります。

  3. 3

    その3つに共通する「進め方」を1文にする(今週)

    「材料をそろえてから決める」「先に動いて精度を上げる」など。ここが選ぶ基準になります。

  4. 4

    いまの場所で、その進め方が通るか確かめる(今週)

    上長に1件だけ、自分の進め方で通してみます。通るなら、問題は場所ではありません。通らないなら、そこが噛み合っていない箇所です。

  5. 5

    3つの方向のどれから試すかを決める(今週末)

    スキルアップ・副業・転職。上から順に、費用とリスクが小さい順です。ここで初めて「やりたいこと」を考えます。

手順2で何も出てこないときは、探す範囲が狭すぎます。 仕事の中だけで探さず、頼まれごとで何を頼まれることが多いかを思い出してください。 人は、その人が苦労せずにできることを頼みます。

手順2と3は仕事の強みの見つけ方で、12の型から選ぶ形にして詳しく書いています。

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06Q&A

よくある質問

自己分析を何度もしましたが、やりたいことが出てきません
出てこないのが普通です。やりたいことは、やってみた経験の中からしか出てきません。記憶を掘っても、いま知っていることしか出てこないためです。先に選択肢を眺めるか、力が出た場面から基準を作るほうが早く進みます。
やりたいことが無いまま転職してもいいですか?
行き先が決まっていない状態で場所だけ変えると、次の場所で同じ状態になります。ただし「いまの置かれ方が噛み合っていない」ことがはっきりしているなら、やりたいことが決まっていなくても転職は成立します。切り分けが先です。
好きなことを仕事にするのは間違いですか?
間違いではありませんが、選ぶ基準としては弱すぎます。好きでも決め方の順番が合わなければ毎日消耗し、好きだったはずのものが嫌いになります。噛み合うかどうかを先に見て、好きかどうかは後から足すほうが確実です。
3つの型のどれか分かりません
選択肢を挙げられるかで1番と2番が分かれ、答えが薄々見えているのに動けないなら3番です。複数当てはまることもありますが、いちばん強いものから手を付けてください。
診断で「やりたいこと」は分かりますか?
やりたいことは出ません。出るのは、あなたの仕事の進め方と、力が出る置かれ方、160職種と総当たりで比べた順位、転職・副業・スキルアップのどれが向いているかです。やりたいことを決めるための材料が出る、という位置づけです。
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