NHFC-ST
巻き込み体質×協調系の特徴・働き方・相性
巻き込み体質 × 協調系は、働き方がNHFCで、動機が協調系にあたる組み合わせです。 64タイプの中では全体の約1.8%・56人に1人、少ない順に43番目です。 この記事では、仕事あるある・力が出る場面・相性のいいタイプまで、 6文字ぶんの特徴をまとめています。
全体の約1.8%・56人に1人

巻き込み体質 × 協調系
「その気がなくても、巻き込む」
巻き込み体質×協調系ってこんなタイプです
全体像を掴む直観 × 人を動かす関与。先に絵を描き、周りを巻き込みながら決まりごとに落としていく。細部の詰めが後回しになり、実行段階で誰かの助けが要るタイプ。
これは巻き込み体質に共通する部分です。巻き込み体質 × 協調系では、ここに協調系の動機が乗ります。積み上げることに意味を見出し、その場が保たれていることを大事にする人です。急な変化で回らなくなるより、決まった形が続いていくほうに価値を置きます。
誤解されやすい点 周りには「保守的な人」に見えますが、本人は変化そのものが嫌なのではなく、回らなくなることが嫌なだけです。運用まで設計された変化なら、いちばん確実に定着させます。
巻き込み体質×協調系の仕事あるある
- N説明する前に答えが出ていて、あとから理由を組み立てている。
- H会議そのものより、会議の前後の雑談で話が決まっている。
- F手順を決めるところに時間をかけすぎて、着手が遅いと言われる。
- Cゼロから作るときは徹夜でも平気なのに、人の作ったものの修正は急に重くなる。
- S昇進の話より、来年も同じ人たちと働けるかのほうが気になる。
- T自分だけ評価されても、チームの数字が悪いと素直に喜べない。
つい言ってしまうひと言
「たぶんこれ、うまくいかないやつです」
「あの人には先に言っておいたほうがいいですよ」
「先に段取りだけ決めさせてください」
「そもそも、これって必要ですか?」
「これ、続けられる形にしておきましょう」
「誰か手伝いましょうか」
こういう場面では、こう動く
資料が揃うのを全員が待っているとき
揃う前に仮の答えを置いて動き出す。動かしながら精度を上げていく。
関係者の合意が取れずに止まっているとき
全体会議を開かず、一人ずつ順番に当たって、通る形に変えてから戻す。
やることだけ決まって、進め方が決まっていないとき
動き出す前に工程を切って、どこで何が終わっているべきかを先に置く。
既存のやり方が限界だと全員が薄々気づいているとき
改善案ではなく作り直す案を出す。反発を承知で、前提から置き換えにいく。
新しい取り組みが始まって、現場が回らなくなりかけたとき
派手な部分ではなく、運用が続く形に落とす作業を引き受ける。
自分の担当は終わったが、隣がまだ終わっていないとき
自分の範囲を超えて埋めにいく。全体が終わらないと終わった気がしない。
言われて嬉しい言葉・ピンとこない言葉
言われて嬉しい言葉
- 「その勘、当たることが多いよね」
- 「あなたが言うなら聞くと言われてたよ」
- 「あなたが組んだ段取りだと、全部予定どおり終わるね」
- 「これ、あなたがいなかったら生まれてないよ」
- 「あなたがいるから、ここは崩れないね」
- 「チームが回ってるのは、あなたのおかげ」
ピンとこない言葉
- 「なぜそう言えるのか、根拠を出してください」
- 「人のことはいいので、自分の担当に集中してください」
- 「走りながら考えよう」
- 「今のやり方を大きく変えないでください」
- 「もっと上を目指さないの?」
- 「他人のことより、自分の数字を上げて」
まわりが気づいていない強み
巻き込み体質 × 協調系の6つの軸それぞれで、力が出る役まわりです。 本人には当たり前なので、強みだと気づいていないことが多い部分です。
- 01前例のない案件の初動
- 02相手の反応を見ながら詰める商談や折衝
- 03情報が足りないまま判断が要る場面
- 04部署をまたぐ調整や合意形成
- 05顧客・候補者・取引先との関係づくり
- 06決まりを守らせながら、相手を敵に回さない場面
- 07期日と品質の両方が問われる仕事
- 08複数人で回す業務の設計と運用
具体的にどの職種で活きるかは、72問の診断で160職種と突き合わせて出します。
協調系という動機について
安定志向(S)と組織志向(T)の組み合わせです。積み上げることに意味を見出しつつ、その場が保たれていることを大事にする。だから「回り続ける状態を作る」ことが目的になります。同じ安定志向でも、腕を深めたい職人系とは、守りたい対象が違います。
向いている置かれ方
土台のできている組織で、続けることが評価される置かれ方と相性がよくなります。経験が浅いうちは、教える仕組みがある場所ほど伸びます。
避けたい置かれ方
何も決まっていない立ち上げ期、人が頻繁に入れ替わる環境。手順も基準も無い状態を任されると、負荷が一気に上がります。「自由にやっていい」は、この動機にとっては指示がないことと同じです。
巻き込み体質×協調系は何人に1人?
NHFC-STは全体の1.8%、56人に1人です。64タイプを少ない順に並べると43番目で、 均等な場合(1.6%)より多いタイプにあたります。
64タイプの中で最も少ないタイプが0.4%、最も多いタイプが4.3%です。少ないほど優れているという意味ではありません。 なお、この割合は実際の診断データの集計ではなく、 診断ロジックにもとづく試算です。
仕事偏差値は?
このタイプと判定された人の仕事偏差値は、中央値が52。 半数が50〜54の範囲に収まっています。
この数値が測っているもの
仕事偏差値は「論理思考力・対人影響力・計画遂行力・改善品質力・発想創造力・継続安定力・思考処理力」の 7つの分野を平均した数字です。幅広く力が出るほど数字が上がる作りになっています。
数字が高い=仕事ができる、という意味ではありません。 1つの分野だけが突出しているタイプは平均が下がりますが、 その分野が要る場面では最も強く出ます。
出典: 診断ロジックによる母集団シミュレーション(200,000件の試行・全体の中央値 49/半数が46〜53)
相性のいいタイプ
巻き込み体質 × 協調系と相性がいい相手です。進め方(前の4文字)は違うほうが 互いの穴を埋められ、向かう先(後ろの2文字)は同じほうが 途中で割れません。その両方を満たす順に並べています。

1マイペース仙人 × 協調系NDXR-ST
あなたの対人型に、相手の対物型が付く。あなたの構造型に、相手の探索型が付く。向かう先が同じなので、途中で目的が割れません

2エスパーキツネ × 協調系LHXR-ST
あなたの直観型に、相手の分析型が付く。あなたの構造型に、相手の探索型が付く。向かう先が同じなので、途中で目的が割れません

3ワクワク星人 × 協調系LDXC-ST
あなたの直観型に、相手の分析型が付く。あなたの対人型に、相手の対物型が付く。向かう先が同じなので、途中で目的が割れません
6文字が意味すること
前の4文字が「どう働くか」、後ろの2文字が「何のために働くか」を表します。
直観型
思考様式(↔ 分析型)材料がそろうのを待たずに、その場の情報で方向を決められる人です。動きながら精度を上げていくので、立ち上がりが速くなります。
後から根拠を求められると説明に詰まります。決めた直後に、選んだ理由を1行だけ残しておくと後が楽になります。
対人型
関与対象(↔ 対物型)人を通して成果を出す人です。誰が何を気にしているかを読み取れるので、関係者が多いほど力が出ます。
1人で黙々と進める期間が続くと、手応えを感じにくくなります。定期的に人と話す予定を仕事の中に入れてください。
構造型
進行様式(↔ 探索型)手順を決めてから着手する人です。段取りが先にあるので、引き受けた仕事が予定どおりに終わります。
前提が途中で変わる案件では、組み直しに時間を取られます。決める順番を「変わりにくいものから」にすると崩れません。
創出型
産出様式(↔ 改善型)無いところから形にする人です。0から1を作る場面で、他の人が止まるところを越えられます。
作ったものを維持する工程は退屈になりがちです。運用に入る前に、引き継ぐ相手を決めておいてください。
安定志向
何のために働くか(↔ 上昇志向)積み上がることに意味を見出す人です。同じ場所で長く続けるほど、他の人に真似できない厚みが出ます。
短期で成果を出せと求められる場では、実力より低く見られます。積み上げたものを数字で言い直す準備をしておいてください。
組織志向
どこに帰属したいか(↔ 個人志向)場が保たれていることを重視する人です。全体が回るように動けるので、まわりの成果まで底上げされます。
自分の手柄が記録に残りません。「防いだこと」「埋めたこと」を月に一度だけ書き出してください。評価面談で使えます。
同じタイプの、ほかの3つ
働き方の4文字が同じでも、何のために働くかが変わると別のタイプになります。
よくある質問
- NHFC-STかどうかは、どうすれば分かりますか?
- 72問の診断に答えると判定できます。登録は不要で、費用もかかりません。所要時間は15分ほどです。前の4文字で働き方、後ろの2文字で動機を測ります。
- 同じ巻き込み体質の他の3タイプとは、何が違いますか?
- 働き方の4文字(NHFC)は同じで、何のために働くかが違います。協調系は「積み上げたい。場を保ちたい」という動機です。同じ進め方をしても、向かう先が違うので、向いている置かれ方が変わります。
- このページの内容は、診断結果とどう違いますか?
- ここに書いてあるのは、この組み合わせに共通する傾向です。診断では、あなた個人の回答から6軸それぞれの強さを数値で出し、160職種との適合や、いまの職種・年代を踏まえた進路まで踏み込んで判定します。
- 向いている職種は、どこで分かりますか?
- 診断結果のページで確認できます。このページでは役割の水準までにとどめています。同じタイプでも、いまの職種や年代によって並ぶ職種が変わるためです。
- 結果は変わることがありますか?
- 変わることがあります。特に後ろ2文字(動機)は、置かれた環境や年代で動きます。前の4文字(働き方)のほうが安定しやすい傾向です。
