働く動機の4タイプとは?野心系・精鋭系・職人系・協調系

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「同じタイプの人が、全然違う働き方をしている」。 その差を説明するのが働く動機です。ジョブタイプ64は仕事の進め方を4軸で見たうえに、動機を2軸足して 64タイプに分けています。この記事では4つの動機それぞれについて、 力が出る場面・つまずく場面・向いている置かれ方を並べて比べます。

働く動機の4タイプを並べた図。野心系(AP)・精鋭系(AT)・職人系(SP)・協調系(ST)を、それぞれのキャラクターと出現率とともに示している

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01理由

なぜ動機で分けるのか

進め方が同じでも、向かう先が違えば、力が出る場所は変わります。 根拠を固めてから人を動かすタイプが2人いたとして、 片方は決裁権を取りにいくことに意味を見出し、 もう片方は同じ人たちと長く続けることに意味を見出す。この2人に同じ助言をしても、どちらかには届きません。

MBTIの4軸には「何のために働くか」に当たる軸が含まれていません。 だから同じ16タイプの人が違う働き方をしていても、その差を説明する軸がない。 ここが64タイプで足している部分です。

02

動機を決める2つの軸

何のために働くか

片方
上昇志向(A)/上がることに意味を見出す
もう片方
安定志向(S)/積み上げて保つことに意味を見出す

どこに帰属したいか

片方
個人志向(P)/自分の担当で結果を出す
もう片方
組織志向(T)/チームの成果として出す

この2軸を掛け合わせると、2×2=4通りになります。 それが下の4つの動機です。

03一覧

4つの動機

野心系(AP)

AP

野心系30.3%・3人に1人

上を取りにいく。ひとりで決めたい

上がっていくことに意味を見出し、その判断を自分の手で下したい人です。人に決めてもらった道を進むより、決める側に回るほうが力が出ます。責任の重さは負担ではなく、動く理由になります。

つまずきやすい場面 決裁の範囲が狭い場所では、目に見えて力が落ちます。承認の段数が多い環境に入るときは、自分がどこまで決めてよいかを最初に確かめてください。

誤解されやすい点 周りには「出世したい人」に見えますが、本人が欲しいのは肩書きではなく決定権です。だから昇進しても決裁が下りない場所だと、あっさり興味を失います。それが「野心があるのに落ち着かない」と見える理由です。

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精鋭系(AT)

AT

精鋭系20.7%・5人に1人

上を取りにいく。チームで勝ちたい

上がっていくことに意味を見出しつつ、それを一人ではなく仲間と成し遂げたい人です。勝ち負けのある場面で、チームの一員として結果を出すことに手応えを感じます。

つまずきやすい場面 個人の成果だけで測られる場所では、動機が空回りします。誰と組むかが決まっていない状態が続くと、力の出し先を見失いやすくなります。

誤解されやすい点 周りには「協調的な人」に見えますが、本人が求めているのは仲の良さではなく勝ちです。だから負けている状態が続くと、いちばん先に苛立ちます。それが「穏やかなのに厳しい」と見える理由です。

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職人系(SP)

SP

職人系19.5%・5人に1人

積み上げたい。ひとりで深めたい

積み上げることに意味を見出し、その深さを自分の裁量で決めたい人です。広く浅く関わるより、一つの領域を掘り下げて「この件ならこの人」と言われる状態を目指します。

つまずきやすい場面 方針が頻繁に変わる場所では消耗します。作りかけのものを何度も捨てさせられる環境は、この動機と最も相性が悪い組み合わせです。

誤解されやすい点 周りには「こだわりが強い人」に見えますが、本人は完璧を求めているのではなく、途中で捨てさせられるのが嫌なだけです。方針が固まっていれば、むしろ最も早く仕上げます。

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協調系(ST)

ST

協調系29.7%・3人に1人

積み上げたい。場を保ちたい

積み上げることに意味を見出し、その場が保たれていることを大事にする人です。急な変化で回らなくなるより、決まった形が続いていくほうに価値を置きます。

つまずきやすい場面 何も決まっていない状態を任されると、負荷が一気に上がります。立ち上げ期の組織に入るときは、決まっている部分がどこまでかを先に確かめてください。

誤解されやすい点 周りには「保守的な人」に見えますが、本人は変化そのものが嫌なのではなく、回らなくなることが嫌なだけです。運用まで設計された変化なら、いちばん確実に定着させます。

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04比較

4つを1枚で見比べる

野心系

いちばん力が出る場面
誰も筋道を決めていない状態から、自分で方針を立てて動き出す場面
つまずきやすい場面
決裁の範囲が狭い場所では、目に見えて力が落ちます。
割合
30.3%
偏差値
47

精鋭系

いちばん力が出る場面
目標が数字で共有され、達成に向けて全員が動いている場面
つまずきやすい場面
個人の成果だけで測られる場所では、動機が空回りします。
割合
20.7%
偏差値
49

職人系

いちばん力が出る場面
時間をかけて精度を上げることが、そのまま価値になる仕事
つまずきやすい場面
方針が頻繁に変わる場所では消耗します。
割合
19.5%
偏差値
50

協調系

いちばん力が出る場面
手順や基準が定まっていて、それを確実に回していく仕事
つまずきやすい場面
何も決まっていない状態を任されると、負荷が一気に上がります。
割合
29.7%
偏差値
52
※ 割合は診断ロジックによる試算。偏差値は7分野の平均で、優劣を表すものではありません

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05Q&A

よくある質問

動機は4つのうちどれが有利ですか?
有利・不利はありません。どの動機も、向いている置かれ方と、向いていない置かれ方があるだけです。仕事偏差値の中央値に差が出ますが、これは測っている7分野の性質によるもので、優劣ではありません。
動機は変わりますか?
変わります。進め方の4文字より、動機の2文字のほうが環境や年代で動きやすい傾向です。転職や昇進のあとに受け直すと、別の動機が出ることがあります。
MBTIにも同じような分類がありますか?
ありません。MBTIの4軸には「何のために働くか」に当たる軸が含まれていないため、同じ16タイプの人が違う働き方をしていても、その差を説明する軸がありません。ここが64タイプで足している部分です。
自分の動機はどうすれば分かりますか?
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