製造に向いている人の特徴

製造に向いている人。19職種を6軸で採点し、共通する軸と分かれる軸を示したグラフ

ものを設計し、作り、同じ品質で作り続ける分野です。設計する仕事、現場を回す仕事、精度を保つ仕事に分かれます。

ばらつきを減らすことが価値なので、決めた型を守り切る力が要ります。

このページで分かること

  • 製造の仕事に共通して求められる、進め方の特徴
  • 同じ製造でも、職種によって求められるものが反対になる軸
  • 製造で力が出る場面と、合いにくい進め方

製造分野の19職種を、仕事の進め方を測る6つの軸 (思考様式・関与対象・進行様式・産出様式・何のために働くか・どこに帰属したいか) で採点し、共通点と違いを集計したものです。

製造に求められる進め方(6軸)

片側に大きく寄っている軸ほど、この分野で共通して要るものです。 真ん中で割れている軸は、職種によって反対になります。

思考様式

直観型5%95%分析型

関与対象

対物型84%16%対人型

進行様式

探索型11%89%構造型

産出様式

改善型68%32%創出型

何のために働くか

安定志向83%17%上昇志向

どこに帰属したいか

組織志向59%41%個人志向
この分野の職種のうち、どちらの進め方を求めるものが何%あるかです。 どちらかが優れているという意味ではありません。 片側に寄っている軸ほど、この分野に入るなら必要になります。

こういう人が製造に向いています

19職種のうち7割以上が同じ側を求める軸だけを挙げています。

分析型思考様式95%の職種が求める

判断の前に根拠をそろえる人です。数字・前例・条件を並べてから結論に入るので、出した答えが後から覆りにくくなります。

構造型進行様式89%の職種が求める

手順を決めてから着手する人です。段取りが先にあるので、引き受けた仕事が予定どおりに終わります。

対物型関与対象84%の職種が求める

ものや数字、仕組みに向き合う人です。相手の機嫌に左右されないぶん、質が安定します。

安定志向何のために働くか83%の職種が求める

積み上がることに意味を見出す人です。同じ場所で長く続けるほど、他の人に真似できない厚みが出ます。

製造で力が出る場面

当てはまるものが多いほど、この分野と噛み合いやすくなります。全部当てはまる必要はありません。

  • 説明を求められる決定(制度・価格・体制)
  • 期日と品質の両方が問われる仕事
  • 数字・データ・仕様を扱う仕事
  • 経験が資産になる仕事

逆に、負荷になりやすい進め方

向いていないという意味ではありません。同じ分野でも置かれ方が変われば噛み合いますが、 この進め方の人はどこで消耗しやすいかを先に知っておくと選びやすくなります。

直観型

どこで負荷になるか
材料がそろわない場面では動き出しが遅くなります。締切が先に決まっている仕事では、集める範囲を先に区切ってください。

探索型

どこで負荷になるか
前提が途中で変わる案件では、組み直しに時間を取られます。決める順番を「変わりにくいものから」にすると崩れません。

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同じ製造でも、ここで分かれる

分野が同じでも、職種によって求められる進め方が反対になる軸があります。 自分がどちら側かで、同じ製造の中でも選ぶ職種が変わります

どこに帰属したいかで分かれる

個人志向7職種

自分の名前で立つ人です。誰がやったかがはっきりする仕事のほうが、力を出し切れます。

機械設計、電気・電子設計、研究開発(化学・素材)、金型・治具製作、溶接技能者、非破壊検査技術者、計測器の校正技術者

組織志向10職種

場が保たれていることを重視する人です。全体が回るように動けるので、まわりの成果まで底上げされます。

生産管理、品質管理(製造)、購買・調達、生産オペレーター、品質管理(QC)、試作開発、工場長・製造課長、食品衛生管理、CADオペレーター、プラント試運転(コミッショニング)

産出様式で分かれる

創出型6職種

無いところから形にする人です。0から1を作る場面で、他の人が止まるところを越えられます。

生産技術、機械設計、電気・電子設計、研究開発(化学・素材)、試作開発、プラント試運転(コミッショニング)

改善型13職種

あるものを磨いて成果にする人です。壊れかけた運用や形骸化した制度を、静かに立て直せます。

生産管理、品質管理(製造)、購買・調達、設備保全、生産オペレーター、品質管理(QC)、金型・治具製作、溶接技能者、工場長・製造課長、食品衛生管理、CADオペレーター、非破壊検査技術者、計測器の校正技術者

何のために働くかで分かれる

上昇志向3職種

上を取りにいく人です。到達点が上がるほど力が出るので、伸びしろのある場所ほど成果が出ます。

試作開発、工場長・製造課長、プラント試運転(コミッショニング)

安定志向15職種

積み上がることに意味を見出す人です。同じ場所で長く続けるほど、他の人に真似できない厚みが出ます。

生産管理、品質管理(製造)、生産技術、機械設計、電気・電子設計、研究開発(化学・素材)、設備保全、生産オペレーター、品質管理(QC)、金型・治具製作、溶接技能者、食品衛生管理、CADオペレーター、非破壊検査技術者、計測器の校正技術者

関与対象で分かれる

対人型3職種

人を通して成果を出す人です。誰が何を気にしているかを読み取れるので、関係者が多いほど力が出ます。

生産管理、購買・調達、工場長・製造課長

対物型16職種

ものや数字、仕組みに向き合う人です。相手の機嫌に左右されないぶん、質が安定します。

品質管理(製造)、生産技術、機械設計、電気・電子設計、研究開発(化学・素材)、設備保全、生産オペレーター、品質管理(QC)、金型・治具製作、溶接技能者、試作開発、食品衛生管理、CADオペレーター、非破壊検査技術者、計測器の校正技術者、プラント試運転(コミッショニング)

進行様式で分かれる

構造型16職種

手順を決めてから着手する人です。段取りが先にあるので、引き受けた仕事が予定どおりに終わります。

生産管理、品質管理(製造)、生産技術、機械設計、電気・電子設計、購買・調達、設備保全、生産オペレーター、品質管理(QC)、金型・治具製作、溶接技能者、工場長・製造課長、食品衛生管理、CADオペレーター、非破壊検査技術者、計測器の校正技術者

探索型2職種

状況に合わせて進め方を変えられる人です。決まっていない状態でも前に進めるので、動き出しが止まりません。

試作開発、プラント試運転(コミッショニング)

この特徴の人に向く、製造19職種

ここまでの集計に使った職種です。上で「分かれる」とした軸は、 職種によって求められる側が反対になります。

生産管理主要職種

どんな仕事か
生産計画を立て、材料と人と納期を合わせる。狂うと全部が止まる

品質管理(製造)主要職種

どんな仕事か
不良を出さない仕組みを作り、出たら原因を突き止める

生産技術専門職

どんな仕事か
作り方そのものを設計する。工程・設備・治具を組み立てて量産を成立させる

機械設計主要職種

どんな仕事か
部品や装置の形を決め、図面にする。強度・コスト・製造しやすさを同時に満たす

電気・電子設計主要職種

どんな仕事か
回路や制御を設計する。試作と測定を繰り返して仕様に収める

研究開発(化学・素材)主要職種

どんな仕事か
新しい材料や配合を探す。実験を積み上げ、多くは失敗に終わる

購買・調達主要職種

どんな仕事か
必要なものを、必要な時期に、適正な価格で仕入れる。交渉と管理の両方

設備保全専門職

どんな仕事か
工場の設備を止めないよう点検し、壊れたら直す。予防と復旧の両方を担う

生産オペレーター現場職

どんな仕事か
決められた手順で機械を動かし、規格どおりの品質で作り続ける

品質管理(QC)現場職

どんな仕事か
検査と記録で、不良を外に出さない。基準を決めて守らせる側でもある

金型・治具製作現場職

どんな仕事か
部品を作るための型と道具を仕上げる。数十ミクロンの差が製品に出る

溶接技能者現場職

どんな仕事か
金属を接合する。見た目ではなく、仕上がりがそのまま強度になる

試作開発現場職

どんな仕事か
量産の前に、実物を作って成立するかを確かめる。失敗の数が仕事

工場長・製造課長現場職

どんな仕事か
人と設備と数字を預かる。止めないことと、改善することを同時に求められる

食品衛生管理現場職

どんな仕事か
記録と点検で、事故が起きない状態を保つ。起きてからでは取り返せない

CADオペレーター現場職

どんな仕事か
設計者の意図を、寸法の狂いがない図面に落とす

非破壊検査技術者現場職

どんな仕事か
壊さずに内部の傷を見つける。超音波や放射線で、見えないひびを拾う

計測器の校正技術者現場職

どんな仕事か
測る道具そのものが正しいかを測る。ここが狂うと全部の数字が狂う

プラント試運転(コミッショニング)現場職

どんな仕事か
できたばかりの設備を、初めて動かして仕様どおりか確かめる
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