金融に向いている人の特徴

お金を貸す・預かる・運用する判断を扱う分野です。相手の状況を数字で読み、どこまで引き受けるかを決めます。
判断の根拠を、後から説明できる形で残す必要があります。
このページで分かること
- 金融の仕事に共通して求められる、進め方の特徴
- 同じ金融でも、職種によって求められるものが反対になる軸
- 金融で力が出る場面と、合いにくい進め方
金融分野の6職種を、仕事の進め方を測る6つの軸 (思考様式・関与対象・進行様式・産出様式・何のために働くか・どこに帰属したいか) で採点し、共通点と違いを集計したものです。
金融に求められる進め方(6軸)
片側に大きく寄っている軸ほど、この分野で共通して要るものです。 真ん中で割れている軸は、職種によって反対になります。
思考様式
関与対象
進行様式
産出様式
何のために働くか
どこに帰属したいか
こういう人が金融に向いています
6職種のうち7割以上が同じ側を求める軸だけを挙げています。
分析型思考様式・100%の職種が求める
判断の前に根拠をそろえる人です。数字・前例・条件を並べてから結論に入るので、出した答えが後から覆りにくくなります。
構造型進行様式・100%の職種が求める
手順を決めてから着手する人です。段取りが先にあるので、引き受けた仕事が予定どおりに終わります。
改善型産出様式・100%の職種が求める
あるものを磨いて成果にする人です。壊れかけた運用や形骸化した制度を、静かに立て直せます。
金融で力が出る場面
当てはまるものが多いほど、この分野と噛み合いやすくなります。全部当てはまる必要はありません。
- 説明を求められる決定(制度・価格・体制)
- 期日と品質の両方が問われる仕事
- 前任者が投げ出した業務の立て直し
逆に、負荷になりやすい進め方
向いていないという意味ではありません。同じ分野でも置かれ方が変われば噛み合いますが、 この進め方の人はどこで消耗しやすいかを先に知っておくと選びやすくなります。
直観型
- どこで負荷になるか
- 材料がそろわない場面では動き出しが遅くなります。締切が先に決まっている仕事では、集める範囲を先に区切ってください。
探索型
- どこで負荷になるか
- 前提が途中で変わる案件では、組み直しに時間を取られます。決める順番を「変わりにくいものから」にすると崩れません。
| この進め方の人 | どこで負荷になるか |
|---|---|
| 直観型 | 材料がそろわない場面では動き出しが遅くなります。締切が先に決まっている仕事では、集める範囲を先に区切ってください。 |
| 探索型 | 前提が途中で変わる案件では、組み直しに時間を取られます。決める順番を「変わりにくいものから」にすると崩れません。 |
同じ金融でも、ここで分かれる
分野が同じでも、職種によって求められる進め方が反対になる軸があります。 自分がどちら側かで、同じ金融の中でも選ぶ職種が変わります。
関与対象で分かれる
対人型2職種
人を通して成果を出す人です。誰が何を気にしているかを読み取れるので、関係者が多いほど力が出ます。
リテール営業(金融)、損害査定
対物型3職種
ものや数字、仕組みに向き合う人です。相手の機嫌に左右されないぶん、質が安定します。
与信アナリスト、アクチュアリー、運用・投資アナリスト
何のために働くかで分かれる
上昇志向2職種
上を取りにいく人です。到達点が上がるほど力が出るので、伸びしろのある場所ほど成果が出ます。
リテール営業(金融)、運用・投資アナリスト
安定志向4職種
積み上がることに意味を見出す人です。同じ場所で長く続けるほど、他の人に真似できない厚みが出ます。
与信アナリスト、アクチュアリー、融資審査、損害査定
どこに帰属したいかで分かれる
個人志向2職種
自分の名前で立つ人です。誰がやったかがはっきりする仕事のほうが、力を出し切れます。
アクチュアリー、運用・投資アナリスト
組織志向4職種
場が保たれていることを重視する人です。全体が回るように動けるので、まわりの成果まで底上げされます。
与信アナリスト、リテール営業(金融)、融資審査、損害査定
この特徴の人に向く、金融の6職種
ここまでの集計に使った職種です。上で「分かれる」とした軸は、 職種によって求められる側が反対になります。
与信アナリスト専門職
- どんな仕事か
- 取引先や融資先に金を貸していいかを判断する。断るのも重要な仕事
アクチュアリー専門職
- どんな仕事か
- 保険や年金の保険料を確率と統計で計算する。合格まで数年かかる難関資格がある
リテール営業(金融)主要職種
- どんな仕事か
- 個人に預金・投資・ローンを提案する。信頼を積み上げて長く付き合う
融資審査専門職
- どんな仕事か
- 貸してよいかを決算と事業から判断する。断る判断も同じ重さを持つ
運用・投資アナリスト専門職
- どんな仕事か
- 企業や市場を分析して投資判断の材料を作る。数字で語ることが求められる
損害査定専門職
- どんな仕事か
- 事故や損害の内容を確認し、支払額を決める。事実の確認が仕事の中心
| 職種 | どんな仕事か |
|---|---|
| 与信アナリスト専門職 | 取引先や融資先に金を貸していいかを判断する。断るのも重要な仕事 |
| アクチュアリー専門職 | 保険や年金の保険料を確率と統計で計算する。合格まで数年かかる難関資格がある |
| リテール営業(金融)主要職種 | 個人に預金・投資・ローンを提案する。信頼を積み上げて長く付き合う |
| 融資審査専門職 | 貸してよいかを決算と事業から判断する。断る判断も同じ重さを持つ |
| 運用・投資アナリスト専門職 | 企業や市場を分析して投資判断の材料を作る。数字で語ることが求められる |
| 損害査定専門職 | 事故や損害の内容を確認し、支払額を決める。事実の確認が仕事の中心 |
